日本生命倫理学会

書籍紹介・コラム

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書籍紹介

『死ぬ権利はあるか―安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非と命の価値』

有馬斉、 春風社、2019

本書では、いわゆる安楽死や尊厳死の是非を検討した。この主題に関する主だった論点はかなり網羅的に取り上げた。また、各論点について、根拠とともに筆者自身の立場を明確に示すようにした。

書籍紹介

『終の選択 終末期医療を考える』田中美穂・児玉聡(勁草書房. 2017年)

田中美穂・児玉聡、勁草書房、2017

良い死とは何か。

本書の執筆はこの問いから始まりました。すべての人は必ずいつか人生の終わりを迎えます。「終活」という言葉がすでに社会に定着しているように、多くの人たちが人生の終わりに関心を持っています。

書籍紹介

医学研究・臨床試験の倫理―わが国の事例に学ぶ

井上悠輔、一家綱邦編著、日本評論社、2018

臨床研究法、研究倫理指針etc… 医学研究の規制が進む今こそ知っておきたいこと。被験者を保護しながら、適正に研究をするにはどうすればよいのか。国内で起きた15の事例を検討し、研究のあり方を考える。巻末資料では、研究倫理にまつわる国内事例66件を紹介。

書籍紹介

正義論―ベーシックスからフロンティアまで

宇佐美誠・児玉聡・井上彰・松元雅和、法律文化社、2019

正義と言えば、ビーチャムとチルドレスの4原則の一つとしての正義原則を想起する人が多いだろう。だがこの原則は、患者の自律尊重、善行、無危害という諸原則に比べると最も理解しにくいものである。