相談事例から考える研究倫理コンサルテーション
本書では実際に各所属機関等で研究倫理コンサルタントとしての役割を担う研究者ら(この中には医師や看護師から法学や倫理学の研究者までさまざまな専門分野の者が含まれている)が集まり、架空の研究倫理の相談事例(もちろん、その中には現実の問題に端を発するものも含まれる)をもとに、そのような相談を受けた場合に注目すべきポイントや参照すべき法・指針・宣言等をピックアップしながら、最終的に自分(たち)であればどのような助言をするだろうかというところまで議論を展開している。