部会長 中村裕子

本部会は、昨年発足したばかりの会で、メンバーは9名でスタートしました。現在は、

10名となっておりますが、できるだけ介護現場に携わる方や介護福祉教育現場に関わる方を仲間としたく思ってスタートしたため、まず学会員になる手続きが必要なことから、既に学会員で本部会に入部を希望された皆様には、部会活動を7月までお待ち頂く結果となってしまいました。でも、先輩の学会員の皆様方は、温かく新入の学会員を見守って下さり、親切に御指導下さいましたので、新入会員の皆様方は、とても感動し喜んで部会に出席して下さいました。介護現場で、生命倫理や介護の倫理を適切に理解し実践できる人材を増やしていくことができればと、考えております。

本部会は隔月に開催され、毎回テーマを決めて宿題とし、次回の部会で部員は発表します。それに対して他の部員は質問やコメント、指導等を行います。概ね2日前位に入稿されるスライドや原稿を、中村がパワポに編集して、オンラインで配信して参りました。3月30日の最後の部会は発表会を行いことになり、テーマは「コロナ禍における介護現場の倫理的課題」としました。11月と1月の部会で同じテーマで話題提供して頂き、勉強してきた課題でしたので、最後の部会は研究発表の形でまとめてみることになりました。

現在は、発表内容を報告集にまとめる作業をしているところですが、昨年の第1回の部会の様子を振り返ってみると、新入部員の皆様の成長が感じられ、このような教育環境を作って頂いた当学会に深く感謝いたす次第です。オンラインでの部会開催には不便な側面もあるかと思いますが、本部会においては、各地からの参加に加え、コロナ禍で多忙を極める介護現場を抱える部員が殆どなので、オンラインだからこそ参加可能な部会だったようにも思われます。令和3年度も部活動が継続できますことを心より願っております。                                     

(以上)