これまで、医療は主に専門家主導で行われてきました。しかし、専門家が良かれと思って行ったことは、必ずしも、当事者にとって「善いこと」とは限らず、不本意なことも少なくありません。この意味で、その時の「善行」は倫理的とは言えないのではないでしょうか。

 医学・医療における倫理を考える上で、現在注目されつつある当事者(患者)・市民協働参画(PPI: Patient and Public Involvement)は、臨床、研究に加え、医学教育、医療政策などにおいても、非常に重要な視点です。当事者・市民等の利用者は、専門家では気づかないことを伝えてくれたり、専門家と協働して、他の利用者の大きな支えとなったりする存在です。また、協働参画の推進は、利用者の自己実現にもつながります。

 現場における、当事者・市民と専門家の協働はもちろん重要ですが、同時に、両者を含む多分野の多職種が、多様な視点から相互に学ぶ姿勢と場が必要です。具体的には、年1回、患者会関係者などの当事者・市民や、協働参画に詳しい専門家を招いて公開ワークショップを行い、対話的に議論を深め、得られた知見を学会等で報告したり政策提言を行ったりする予定です。経験・立場を問わず、熱い皆様のご参加をお待ちしております。

部会の取り組み

2020年9月27日 ワークショップ「徹底討議:今、なぜ、当事者・市民協働参画なのか?」

本部会に関するお問い合わせ先

b06-tojisha[at]ja-bioethics.jp

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