• 日時:2019年12月7日(土)12:40~13:50
  • 会場:東北大学川内キャンパス 文科系総合総合講義棟・2階ホール
  • 座長 原 塑(東北大学)
  • 12:40~12:50
    P-1  養護教諭養成課程の学生の倫理観
    -看護学Ⅰでの当事者性をもつ特別講師の講義からの学び-

    • 笹谷絵里(花園大学)
    • 坂井めぐみ(立命館大学)
  • 12:50~13:00
    P-2 司法解剖における法医学教室の遺族対応についての考察
    -生命倫理学の観点から-
    苅部 智恵子(東洋英和女学院大学)
  • 13:00~13:10
    P-3 犯罪被害者遺族への対応差について
    -司法解剖をめぐって-
    山田 恵(東洋英和女学院大学)
  • 13:10~13:15
    時間調整
  • 13:15~13:25
    P-4 医学系学会における金銭的・非金銭的な利益相反管理方針の公開状況

    • 森朋有(沖縄科学技術大学院大学)
    • 金本絵里(沖縄科学技術大学院大学)
  • 13:25~13:35
    P-5 倫理委員会事務局が直面する課題
    -倫理審査の付議に関する判断-

    • 福田美也子(国立精神・神経医療研究センター)
    • 有江文栄(国立精神・神経医療研究センター)
  • 13:35~13:45
    P-6 日本における伴侶動物死後の教育用解剖数が極端に少ない理由
    -日米学生アンケートから-
    鈴木まり花(酪農学園大学)
  • 13:45~13:50
    座長総括・時間調整

座長報告

大会初日のお昼の時間帯に実施された一般演題・ポスター発表の概要を簡単に報告させていただきます。お昼どきながら、聴衆は常時20名程度を集め、大変に盛況でした。ただ、ポスターセッションの開催場所が、閉鎖された部屋ではなく、複数の講義室の出入り口がある広間であったため、ポスターに関心がない人々が周囲を行き来し、大きな話し声によって発表がしばしば妨害されたことが残念でした。また、両面にポスターが貼ってある掲示板が、横並びではなく、縦方向にかなり狭い間隔で一列に並置されていたために、ポスターの正面に大勢が立つことができず、ポスターセッションの間、ポスターを見ることが難しくなっていました。後者に関しては、掲示板を互い違いに置き直すなどの簡単な処置で改善可能であったことに後ほど気がついたのですが、その場では十分な対応をとることができませんでした。私が担当した研究発表は合計6件、そのうち生命倫理教育を扱う発表が1件(笹谷絵里・坂井めぐみ「養護教諭養成課程の学生の倫理観-看護学Iでの当事者性をもつ特別講師の講義からの学び-」)、司法解剖をテーマとする発表が2件(苅部知恵子「司法解剖における法医学教室の遺族対応についての考察-生命倫理学の観点から-」、山田恵「犯罪被害者遺族への対応差について-司法解剖をめぐって-」)、研究公正・研究倫理に対する学会・研究機関の対応に関わる発表が2件(森朋有・金本絵里「医学系学会における金銭的・非金銭的な利益相反管理方針の公開状況」、福田美也子・有江文栄「倫理委員会事務局が直面する課題-倫理審査の付議に関する判断-」)、伴侶動物の死後の献体をテーマとする発表が1件(鈴木まり花「日本における伴侶動物死後の教育用解剖数が極端に少ない理由-日米学生アンケートから-」)です。発表内容には多様性があり、研究の進捗状況にも様々な程度差があって、聞いていて飽きがくることがなく、発表に集中することができました。発表者の皆さんが、事前に入念な発表練習を行なっていたことがうかがわれ、大変に好感をもちました。