• 日時:2019年12月7日(土)14:55~15:40
  • 会場:東北大学川内キャンパス 文科系総合講義棟・第1小講義室(C会場)
  • 14:55~15:15
    ストレングスファインダー®︎を用いた介護倫理研修プログラムの開発と評価
    角田 ますみ(杏林大学)
  • 15:15~15:35
    生命・医療倫理(Bioethics & Medical Ethics)教育
    -15年の教材開発を振り返って-
    丸山 マサ美(九州大学)
  • 15:35~15:40
    座長総括・時間調整

座長報告

一般演題Ⅲ-2「生命倫理教育」では2演題の発表であり、角田ますみ氏(杏林大学)による「ストレングスファインダー®を用いた介護倫理研修プログラムの開発と評価」では、Strength Finder®(SF)を用いた倫理研修プログラムを導入した結果、学習者個人が「自分の見方と傾向性」と「他者の価値観の多様性」を知ることで、ともすると倫理教育が学習者に押し付けてしまいかねない「こうあるべき」論を回避し、倫理的問題に対する気づきと思考変容を促すという目的を達成できた教育効果につき、実践例やインタビュー調査に基づく報告がなされた。次に、「生命・医療倫理(Bioethics & Medical Ethics)教育:15年の教材開発を振り返って」と題し、丸山マサ美氏(九州大学)から2003年以来、九州大学の全学部1年生を対象に実践されてきた講義「医療倫理学」のために開発した教材『医療倫理学』(第1版および第2版)の継続的な改良を踏まえ、2018年『バイオエシックス-その展望と課題』に結実した経緯や、15年に及ぶ丸山氏の講義実践が報告された。