- 期間:2024年11月~2027年8月31日
- 部会長:小西知世(明治大学医と法と倫理の研究センター、明治大学)
- 幹事:鈴木利廣(明治大学医事法センター、すずかけ法律事務所)
- 部会員:瀬戸山晃一(明治大学医と法と倫理の研究センター、京都府立医科大学)、高嶋里枝(明治大学医事法センター、国立精神・神経医療研究センター)
部会の目的
インフォームド・コンセント(IC)が日本に紹介されて約半世紀。当初より提起されていた、未成年者や知的障害者など同意や意思決定をすることが難しい人について、どのようにすれば本人の意思を尊重できるのかという問題は、ICはもちろん近年の意思決定支援をめぐる議論においてもいまだ解決を見出すことができていません。そのような状況の中、2025年には認知症高齢者の数が約700万人に達するといわれています。
本部会は、医療における自己決定について、生命倫理学・医事法学を専門とする研究者のみならず、多分野の研究者が自らの専門性を超えて、また専門家と学生・一般市民など専門知識の有無や経験の多寡などを問わず〈共に語り合える場〉を設定し、もって自己決定――そしてその主体たる〈人間〉そのもの――に関する研究・教育活動の深化を図ることを目的としています。
このような取り組みを通じて、私達の社会で大切にされねばならないものが何であるのか、振り返り、再確認し、より良い社会を形づくっていければと考えています。
2024年度活動計画
2024年度は以下のイベント開催を予定しています。
- 生命倫理カフェ:生命倫理や医事法における人間像
- 判例研究会:精神医療に関する判例研究
- シンポジウム:IC/意思決定支援/SDM総論――通奏低音の顕在化(その背景としての唄孝一研究①)
本部会への参加 フォーム
参加フォーム
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