活動総括
【申請時の目的の達成度】
当事者・市民と専門家を含む多分野の多職種が、多様な視点から相互に学ぶ姿勢と場の活性化という目標を達成できたと考えます。
【成果、意義】
- 部会内で、多様な立場・所属の幹事・部会員が相互に活発に情報交換・協力を行いました。
- 2023年12月10日に第35回年次大会の当部会企画シンポジウム「製薬会社と当事者・市民協働参画~現場からの報告と対話~」で、当事者も含む多様な立場・意見の参加者で、製薬会社と当事者・市民協働参画に関して、課題を洗い出し、論点を絞りつつ激しい議論を行いました。
- 幹事の川口有美子と部会長の杉原正子は2023年度日本生命倫理学会大会企画委員会委員でもあり、第35回年次大会での学会企画シンポジウム「患者・市民参画(PPI)という諸刃の剣」にも尽力しました。両シンポジウム合同の事前の打ち合わせを2023年11月4日に行い、演者や参加者をもう一方のシンポジウムにも参加するよう促し、両シンポジウムの活性化に貢献しました。杉原は両シンポジウムの司会(オーガナイザー)を行いました。学会会員内、ひいては会員外にも当事者・市民協働参画に関する意識が高まる契機となったと考えます。
- このように、部会や自分たちの視点の重要性を再発見し相互に刺激し合うとともに、部会以外、学会以外の参加者の多様な参加者や支援者からの学びや気づきも多くありました。
【反省点】
幹事と、他の部会員の間に、部会内会議参加率などの点で温度差がありました。幹事3名と部会長の杉原が密に連絡を取り合っており熱心なため、他の部会員に連絡が遅くなりがちになったり、他の部会員がついていきにくい雰囲気があったりしたかもしれません。
一年間の活動記録
部会内会議
- 2023年7月2日、2名参加、Zoom、2023年度の活動計画
- 2023年9月18日、3名参加、Zoom、部会企画シンポジウムの打合わせ、部員募集
- 2023年11月4日、天野慎介氏、東山浩之氏、杉原正子が、学会企画シンポジウム演者花井十伍氏、司会美馬達哉氏と合同で、部会企画シンポジウムの対面の打ち合わせを行いました。
- 2023年11月19日、3名参加、Zoom、部会企画シンポジウムの打合わせ、部員確認
- 2024年1月21日、3名参加、Zoom、部会企画シンポジウムの振り返り
- 2024年2月18日、3名参加、Zoom、京都ALS殺人事件公判など
- 2024年3月3日、2名参加、Zoom、京大臨床倫理応用コース、今後の計画など
シンポジウム「製薬会社と当事者・市民協働参画~現場からの報告と対話~」(日本生命倫理学会第35回年次大会、公募シンポジウム)
2023/12/10(日)16:30-18:00 参加者約45名
報告者
1 東山浩之 (アステラス製薬ペイシェントセンティリシティ室)
2 天野慎介(全国がん患者団体連合会)「がん患者の立場からの患者・市民参画(PPI)への期待」
フロアを交えたディスカッション 45分