本書は、看護の研究者だけでなく、看護師や学生の皆様など、看護研究を行う方、また、看護研究の教育や指導に携わる方、倫理審査委員会の委員、倫理審査委員会事務局のスタッフなど、看護学研究倫理にご関心のある全ての方に活用していただきたい書籍です。

本書の特徴は、筆者らが運営している「看護学研究倫理コンサルテーション」に寄せられた相談や、研究倫理教育や研究活動のなかで様々な方からいただいた質問をもとに、よくある相談Case作成しました。各Caseについて、関連する法規制や押さえておくべき倫理的配慮などを解説しています。研究計画を立案する際や、研究倫理教育・指導・支援を行う際に役立つと思われる内容を提供しています。

研究に関する悩みや疑問を解決する糸口を見つけたり、看護学研究倫理の基本的な学習の参考となる一冊です。

目次
はじめに
序章 研究倫理の基本理念と倫理的配慮に関する概論
1章 実践成果の報告
 Case 1 事例報告(有江文栄)
 Case 2 業務改善の実践報告(有江文栄)
 Case 3 前向き看護介入の成果報告(箕輪千佳)
 Case 4 学生レポートの分析(大西香代子)
2章 研究方法から見た倫理的配慮 
 Case 5 侵襲,リスクを伴う介入研究(有江文栄)
 Case 6 フォーカス・グループ・インタビュー調査(大西香代子)
 Case 7 ウェブでのアンケート調査(箕輪千佳)
 Case 8 アクション・リサーチ(大西香代子)
 Case 9 SNSの投稿を用いて行う研究(有江文栄)
3章 自施設の職員対象の研究 
 Case 10 所属機関の看護師を対象としたアンケート(箕輪千佳)
 Case 11 看護師を対象に看護実践を聞き取るインタビュー調査(大西香代子)
 Case 12 スタッフ教育の成果分析(前向きのケース)(箕輪千佳)
4章 社会的に弱い立場にある者を対象とする研究 
 Case 13 子どもを対象とするアンケート調査(大西香代子)
 Case 14 精神障害のある人びとを対象とする研究(大西香代子)
 Case 15 学生を対象とする介入研究(大西香代子)
5章 研究者の所属から生じる課題 
 Case 16 国内での多機関共同研究(箕輪千佳)
 Case 17 海外の機関との共同研究(有江文栄・大西香代子)
 Case 18 所属機関が変わる場合の対応(有江文栄)
6章 その他の対応 
 Case 19 研究対象者に関する研究結果の説明(箕輪千佳)
 Case 20 外部の研究者が自機関の患者に介入研究を行う場合の受け入れ対応(有江文栄) 

出版社による紹介ホームページ:https://www.ishiyaku.co.jp/search/details?bookcode=233670

 

情報提供: 有江文栄(国立精神・神経医療研究センター / 山梨県立大学)