巻頭言

『生命倫理と生存科学』
江見康一

依頼論文

  •  『胎児の道徳的身分について』
    菅野盾樹
  • 『「自律」の可能性』
    佐々木能章
  • 『「健康」は「ウェルネス」か?』
    −健康概念の全体的な枠組みに関する考察−
    森下直貴
  • 『臓器「配分」と正義問題』
    嶋津格
  • 『選択的人工妊娠中絶の倫理的許容条件』
    蔵田伸雄
  • 『臓器提供者の意思、家族の意思、社会の意思』
    樽井正義

論説

  • 『遷延性植物状態の不可逆性について』
    塚本泰司
  • 『羊水検査を受けるか否かの意思決定について』
    塚本康子/上見幸司
  • 『死がもたらす恵み』
    尾形敬次
  • 『アメリカにおけるインフォームド・コンセント概念』
    長岡成夫

報告

  • 『アジアにおける日本人による「腎移植ツアー」の実態』
    松野良一
  • 『新潟大学医学部における生命倫理教育の取り組み −わが国における医の倫理教育の拡充に向けて−』
    宮坂道夫/山内春夫/出羽厚二/櫻井浩治

紹介

『学生が経験した症例をもとにした臨床倫理教育』
白浜雅司

研究ノート

  • 『DNA学と臨床遺伝学の違い』
    木田盈四郎
  • 『死をめぐる自己決定について−尊厳死と安楽死と−』
    五十子敬子
  • 『臓器移植法の検証−移植医療を支える倫理原則と公共政策の観点から−』
    旗手俊彦
  • 『生命倫理問題の臨床民族誌的アプローチ:精神科臨床の事例から』
    松澤和正
  • 『臓器移植と脳死−移植医療に今後どう対処していくべきか−』
    小出泰士
  • 『人工妊娠中絶における「自己決定」とは何か』
    根村直美

第9回日本生命倫理学会年次大会報告

日時:1997年11月1日〜2日
場所:筑波大学第一学群

オープニングセッション

  • 『Welcome address to University of Tsukuba』
    Leo ESAKI
  • 『Europe and UNESCO look towards Asia』
    David SHAPIRO
  • 『ようこそ 国際学園都市へ』
    ダリル・メイサー

ワークショップ総括

  1. 『生命倫理と人類学』
    大井玄/武井秀夫
  2. 『生命倫理と社会的正義』
    小原信/樽井正義
  3. 『環境倫理』
    森岡正博/Richard EVANOFF

セッション総括

  1. 『安楽死と末期医療』
    谷田憲俊/藤井正雄
  2. 『臓器移植と脳死』
    深尾立/Carl BECKER
  3. 『遺伝学と出生』
    玉井真理子/青木清
  4. 『生命倫理教育1』
    赤林朗/紙屋克子/小松奈美子
  5. 『生命倫理教育2』
    浅田由紀子/小泉博明/大谷いづみ
  6. 『インフォームド・コンセント』
    山田卓生/浅井篤/大林雅之