巻頭言 

『身近で起きている医療崩壊』
高久史麿

第19回日本生命倫理学会年次大会基調講演 

『子どもたちの死と生』
芹沢俊介

原著論文

  • 『脳死患者における人工呼吸器の中止 ―救急医に対する質的研究―』
    会田薫子
  • 『生命倫理学における民族誌的アプローチの重要性』
    岩佐光広
  • 『人間の尊厳と公序良俗 ―代理懐胎を手がかりとして―』
    堂囿俊彦
  • 『近年の米国における死の定義をめぐる論争』
    児玉聡
  • 『遺伝学的エンハンスメント意識の規定要因と遺伝観』
    土屋敦
  • 『HIV 予防啓発のメッセージに応答するということ』
    大北全俊
  • 『欧州におけるホスピス・緩和ケアの概念と倫理的問題』
    坂井さゆり
  • 『日本の病院における倫理的問題に対する認識と対処の現状』
    ―看護管理者の視点をめぐって―』
    中尾久子

報告論文 

  • 『生命人文学の提唱 ―情報学的に展開する研究領域として―』
    森岡正博
  • 『台湾のハンセン病に関する一考察 ―元ハンセン病患者への聞き取りから―』
    鶴若麻理
  • 『臨床倫理コンサルタントは何者であるべきか』
    福山美季
  • 『出生前診断をいかに受けとめているか』
    横瀬利枝子
  • 『代理懐胎合法化の是非についての検討』
    ―日本と米国カリフォルニア州の代理懐胎の現状から―』
    仙波由加里
  • 『生殖補助医療法をめぐる議論の歴史とその意義』
    ―「死後生殖」、「代理懐胎」、「子どもの出自を知る権利」を』
    めぐる内外の状況―』
    林かおり
  • 『「統一死体提供法」 の改定 (2006年) ― opt-in の破綻?―』
    田村京子
  • 『遷延性植物状態患者をめぐる神経倫理学的考察 ―新しい方法論に向けて―』
    戸田聡一郎
  • 『ある中規模総合病院におけるプラシーボ使用の現状と看護師の意識』
    田中美穂
  • 『「自殺」を是認する仏教の立場 ― 「人間の尊厳」の具現と安楽死問題―』
    木村文輝
  • 『宗教の役割と生命倫理 ―死者なき倫理の奢り―』
    竹内弘道
  • 『妊娠・出産の代行にともなう倫理的問題』
    柳原良江
  • 『解剖時の遺族への説明と同意 ―大学生の解剖に対する意識調査から―』
    清水詩子
  • 『出生前診断における 「胎児診療」 と 「女性の自己決定」』
    ―助産師への質問紙調査をてがかりに―』
    山本由美子