巻頭言 

『人間の生と死について』
青木清

第17回日本生命倫理学会年次大会特別講演 

『生命科学から生命誌への展開 —生命倫理への問いかけ—』
中村桂子

第17回日本生命倫理学会年次大会招待講演 

『脳科学研究における生命倫理の意味するところ』
小泉英明

依頼論文 

  • 『バイオエシックスと人権に関する世界宣言— UNESCO と生命医科学関連 NGO —』
    木村利人
  • 『生殖技術に対する生命倫理の課題の再考』
    柘植あづみ
  • 『生命倫理の多元性と普遍性—ユネスコ「生命倫理と人権に関する世界宣言」第12条をめぐって—』
    土田友章

第17回日本生命倫理学会年次大会シンポジウム 

  • 『患者からみた「よい看護師」:その探求と意義』
    小西恵美子/和泉成子
  • 『「胎児条項」と看護職のアドボケート責務』
    吉澤千登勢
  • 『看護倫理教育 —倫理的感受性、分析力、実践能力をどのように養うか—』
    手島 恵
  • 『個人情報保護と疫学的研究の狭間』
    稲葉一人
  • 『小児癌医療の Decision-making における医療倫理—倫理コンサルトの必要性—』
    吉成みやこ
  • 『災害のカタストロフィーと生命倫理—阪神・淡路大震災から JR 福知山線事故まで—』
    鵜飼卓/原著論文
  • 『「利益」のボーダーライン—大脳機能の不可逆的な喪失と代理決定』
    有馬斉
  • 『日本における生命維持治療の中止と差控え』
    水野俊誠/横野恵
  • 『研究利用目的のヒト胚作成と卵子提供をめぐる倫理的問題』
    堀田義太郎

報告 

『ホスピス・緩和ケアにおけるリビングウィル』
鶴若麻理

紹介

『イギリスにおけるヒト胚利用の公的審査体制の再編—受精・胚研究認可庁15年目の課題—』
井上悠輔/神里彩子

研究ノート

  • 『ニーチェの思想における健康の概念が現代の健康観に示唆するもの—キリスト教批判の視点から—』
    倉林しのぶ
  • 『介護保険制度下における高齢者介護に関する倫理的問題と今後の課題』
    箕岡真子/稲葉一人
  • 『「家族の同意」に基づく合意形成の課題と展望—新約聖書の物語(Narrative)から読み解く家族の関係性を巡り—』
    小崎眞
  • 『再生医療に対する看護職の意識調査』
    樋口富枝/森山美知子
    弓削 類
  • 『AID における「出自を知る権利」—AID で生まれた人たちが求める提供者情報とは—』
    仙波由加里/柘植あづみ/長沖暁子/清水きよみ/日下和代
  • 『凍結保存精子を用いた死後生殖の法的及び倫理的検討』
    伊佐智子
  • 『インフォームド・コンセントの「教育モデル」の可能性—医療場面の質的な分析から—』
    高橋洋一
  • 『患者の自己決定としての輸血拒否権』
    大河原良夫
  • 『健康を増進する義務』
    服部健司