巻頭言 

『代諾は近道ではない』
唄孝一

依頼論文

  • 『環境問題と倫理意識 —地球温暖化と二種類の環境倫理—』
    大井玄
  • 『エンハンスメントの倫理問題』
    虫明茂
  • 『増進的介入と生命の価値 —気分操作を例として—』
    島薗進
  • 『倫理審査委員会改革のための7つの提言』
    武藤香織/佐藤恵子/白井泰子

第16回日本生命倫理学会年次大会特別講演

『13の和語たち』
徳永進

第16回日本生命倫理学会年次大会シンポジウム 

  • 『看護者の責任 —誰に対して責任を負うのか—』
    宮脇美保子
  • 『生命と環境の倫理 —ケアによる統合—』
    高橋隆雄
  • 『看護者の責任 —医療リスクマネジメントにおいて看護職に期待される役割と課題—』
    内田宏美

原著論文 

  • 『ハンセン病の歴史が、看護教育に問いかけるもの—看護職が果たすべき倫理的責任と生命倫理—』
    吉澤千登勢/白鳥孝子
  • 『ヒト胚研究における「生命権」と「人間の尊厳」の相互関係』
    神馬幸一
  • 『終末期ケアに関するグループ・ディスカッションを用いた啓発活動の効果』
    松井美帆
  • 『混合診療問題の生命倫理学的解決』
    栗原千絵子
  • 『薬害エイズと予防原則』
    屋良朝彦

報告 

  • 『日本における病院倫理コンサルテーションの現状に関する調査』
    長尾式子/瀧本禎之/赤林朗
  • 『母親がエホバの信者である未成年患者に対する治療例』
    横山朋子/一杉正仁/佐々木忠昭/長井敏明/今井裕/徳留省悟
  • 『倫理的問題の認識に関する助産師の専門性と職業キャリア』
    中尾久子/長川トミヱ/藤村孝枝/堤雅恵/中村仁志/森田秀子/大林雅之/小林敏生
  • 『仏教僧侶によるスピリチュアルケアの現状と展望—真言宗僧侶の終末期ケアへの関与に関する調査から—』
    菊井和子/山口三重子/渡邉美千代/白岩陽子
  • 『死生観を問う教育は可能か—看護学士課程における生命倫理教育の意味を考える』
    堀井泰明

紹介

  • 『PVS 患者の治療中止と政治介入との関係をめぐって—アメリカ合衆国・フロリダ州の一事件から—』
    佐藤雄一郎
  • 『「人間であること」の重要性と人間中心主義』
    渋山昌雄

研究ノート 

  • 『医療の情報の非対称性緩衝に向けた検討』
    谷口泰弘/塚田敬義
  • 『配偶者死亡後の医学的に援助された生殖—日仏の法的比較』
    本田まり
  • 『コスタリカにおける「人間の生命の始まり」に関する認識と生命倫理のグローバル化』
    茅根美保
  • 『医療における意思決定と合意形成プロセス』
    浜町久美子
  • 『利用に先立つ胎児の地位—イギリスにおける胎児組織ガイドラインの変遷から—
    加藤太喜子
  • 『関係のなかの自己決定—関係に生きる者が医療の現場で決断主体となるために—
    田村充子
  • 『「生命の神聖性」と「生命の質」との対立を越えて—生存のためのコスト』
    野崎泰伸
  • 『ゲノムコホート研究における個別遺伝子解析結果の原則「非」開示に関する考察』
    松井健志/喜多義邦