巻頭言 

『「生命倫理とはなにか」という問い』
養老孟司

依頼論文 

  • 『疑わしき場合は胚の利益のために』
    盛永審一郎
  • 『ヒト胚の尊厳』
    秋葉悦子
  • 『人の胚と人間の尊厳 —人ES細胞研究の問題を中心に—』
    蔵田伸雄
  • 『看護研究者の課題 —研究倫理からの問いかけ—』
    野嶋佐由美
  • 『臓器不足と生命倫理』
    加藤久雄

第14回日本生命倫理学会年次大会基調講演 

『研究分野における倫理問題』
平良専純

第14回日本生命倫理学会年次大会シンポジウム

  • 『近代合理主義思想の再検討 —21世紀の生命倫理学の基礎的課題—』
    弘睦夫
  • 『人間の尊厳とは何か —差異化と水平化の二重機能—』
    松井富美男
  • 『ゲノム時代の生命倫理:医療と医学研究の狭間で』
    白井泰子
  • 『生命倫理および医事法の原点としての被験者保護と「人間の尊厳」』
    甲斐克則
  • 『クローン人間は人間の尊厳を冒すか?
    難波紘二

原著論文 

  • 『医療における倫理的判断と徳性』
    浅井篤
    大西基喜
  • 『環境倫理学概念の再構築〜 ハンス・ヨナスを中心に』
    山本剛史
  • 『ヘルシンキ宣言第29条の注記と日本における臨床研究の指針』
    栗原千絵子

報告 

  • 『遺伝子医療の意識調査—地域住民・一般開業医・医科大学生の比較—』
    細川理恵/今井博久/村岡潔/中尾裕之/月野浩昌/加藤貴彦
  • 『入院高齢患者の終末期ケアに関する意向』
    松井美帆/井上正規
  • 『社会的構成概念としての脳死—合理的な臓器移植大国アメリカにおける脳死の今日的理解—』
    会田薫子
  • 『医師の臨床倫理に関する意識』
    前田まゆみ/伏見清秀/高瀬浩造/田中雄二郎

研究ノート 

  • 『脳死・臓器移植問題とある仏教者の対応—『私は臓器を提供しない』における山折氏の主張をめぐって—』
    渡辺義嗣
  • 『語り(ナラティヴ)からみる高齢期の生きがいの諸相』
    鶴若麻理/岡安大仁
  • 『アメリカ法における子どもに対する医療と同意—生命に関わるが、治療効果が不確実な病気の治療に対する親の同意拒否—』
    永水裕子
  • 『遺伝医学の発展と疾病・治療概念の変容』
    平塚志保
  • 『歯科相談に見るインフォームド・コンセント』
    羽賀俊明
  • 『「生殖補助技術(ART)」により出現する多様な「母」の存在』
    大柴弘子
  • 『少子化対策と不妊治療への保険適用 —バイオエシックスの視座から—』
    仙波由加里
  • 『インフォームド・コンセントの概念に関する一考察』
    宮崎真由