1. 目的

 日本生命倫理学会は、学会員の国際学会発表を奨励し、国際交流の活性化をはかるため、生命倫理に特化した国際学会で発表を行うことが決定した学会員に助成金を支給する。この目的のもと、2022年7月にスイスで開催されるInternational Association for Bioethics (IAB)の World CongressあるいはIABのFeminist Approach to Bioethics (FAB) のいずれかにおいて発表することが確定した学会員を対象にして助成金を支給する。

2. 対象学会および対象の大会

 7月20-22日に開催予定のIABによる第16回国際生命倫理学会世界大会(the 16th International Association of Bioethics World Congress in Basel, Switzerland)、あるいは7月18-19日に開催予定のFAB Congress。
詳しくは次のIABのホームページを参照のこと⇒https://iab2022.org/frontend/index.php?sub=166

3. 対象者

 第16回IAB World CongressあるいはFAB Congress 2022に演題を申し込み、抄録が受理された学会員1名

4. 応募資格

 2022年4月1日時点で、50歳未満の学会員。ただし、45歳未満の応募者を優先して選定する。また、45歳から49歳までの応募者は、当該の大会参加に対して充当可能な研究費を持っていないことを条件とする。 

5. 助成金の支給額

 30万円を上限として支給する。①航空費(エコノミークラス、常識的な範囲でなるべく廉価なものとする)及び自宅より空港までの往復交通費、②参加登録料、③海外渡航保険加入は、当助成金を必ず用いることとする。それ以外に、滞在日数に応じて(学会のプレコングレス等への出席も推奨される)、日当、宿泊費(国立大学法人の定める旅費規程のによる)が支給される。

例:宿泊費 13000円、日当4500円
  往路 航空機夜発 スイス翌日午前着 現地 3泊
  帰路 航空機夜発 日本翌日着の場合、 5泊(内機内泊2)6日の旅行となる。
この場合、積算は:(宿泊料)×3+(日当)×6=66000円となる。

 なお、支給の仕方は、国際学会終了後、提出書類が確認された後に、銀行口座等への振り込み等で支給する。また、新型コロナウイルス感染症パンデミックを受けて、IABのWorld Congress並びにFABのCongressはオンライン開催(あるいは現地開催とオンラインのハイブリッドでの開催)になる可能性がある。オンラインによる参加の場合には、Congress参加費のみ支給することとする。

6. 受給者の提出書類

① 航空券領収書
② 参加登録証明書(領収書)
③ 海外保険加入料(領収書)

7. 受給者の学会への義務

日本生命倫理学会のニューズレターへの原稿執筆(学会出席報告を含む)

8. 選考方針

 応募者の選定にあたっては、4.応募資格の条件等に加えて、当該学会において口頭発表を行う学会員を優先して選定することとする。

9. 審査の主体とプロセス

国際交流委員会が審査し、理事会に受給者を推薦する。理事会にて承認を得る。

10. 申請書および応募の締切について

日本生命倫理学会のホームページで示したGoogle Formを使用して応募すること。
Google Formへのリンク⇒https://forms.gle/wZaVVmPf5R9otKJdA

 Google Form提出締め切りは、2022年3月31日とし、国際生命倫理学会において抄録が受理された場合、速やかに事務局に受理証明書を提出する。その後に、国際交流委員会で審議する。国際交流委員会の審議は1ケ月以内に行い、理事会承認を得て、申請者へ速やかに採択についての結果を通知する。

国際交流委員会委員長 山本圭一郎