イベント名

向精神薬部会第3回「治療抵抗性統合失調症治療薬・クロザピンをめぐる規制の変化と最新のエビデンス:定説は覆るか?」

概要

生命倫理学会向精神薬部会第3回を下記のように開催いたします。

日時

2025年12月28日(日)19時30分~21時

開催方式

Zoom開催(オンラインのみ)

プログラム・イベント詳細

話題提供:齊尾武郎(フジ虎ノ門整形外科病院、当部会幹事)
主旨:第1回の当部会でのフロアとの間での討議で治療抵抗性統合失調症治療薬・クロザピン(本剤)が話題となった。そこで今回、本剤に関する最近の動向・臨床的エビデンスを論じる。本剤は1969年を国際誕生年とする古くから使用されている医薬品だが、1975年の本剤投与による無顆粒球症の報告を機に世界各国で本剤は販売が停止され、開発が中止された。
その後、既存薬では治療困難な統合失調症に対する本剤の有効性から、本剤投与による副作用モニタリングを実施しつつ、1989年の米国・英国を皮切りに世界各国で臨床応用が再開され、治療抵抗性統合失調症の治療薬として広く使用されるようになった。本邦では2009年に製造販売承認が取得されているものの、海外と比べ普及していない。 本口演の論旨は以下の通り、①世界の本剤に関する医薬品規制は緩和へ向かっている、②我が国の政策として本剤を難治性統合失調症治療に広く普及させる方向性が示されている、③本剤の有効性に関する現今の最新のエビデンスからはそうした動向の正当性には一定の留保がつく、④本剤抵抗性統合失調症(クロザピン抵抗性統合失調症)の薬物療法の現在についても概説する。
各国の診療ガイドラインによれば、本剤の投与は治療抵抗性統合失調症の治療の中核をなしており、世界的にはすでに本剤は治療抵抗性統合失調症治療の基本薬として定着している。しかし、本剤の有効性に関する最新のエビデンスを鑑みれば、治療抵抗性統合失調症および治療抵抗性ではない統合失調症に関する薬物療法戦略の見直しが必要である可能性がある。
★以下より前日までに登録必須。
https://forms.gle/QXPiksxu521afTHS6
★参加URLは前日までに送信します。
*本部会で話題を提供したい人・部会で検討したいテーマを随時募集します。アイディアを歓迎します。

主催・共催

第129回くすり勉強会との合同開催

情報提供

栗原千絵子神奈川歯科大学