イベント名

ギル・シーガル教授講演「イスラエルにおける死後の精子採取と家族のかたち―ハマスとの戦争を契機に」

概要

イスラエルの医事法学者であるギル・シーガル先生が日本に滞在される機会に、戦時下における精子凍結と家族のかたちをめぐる講演をいただく研究会をオンラインにて開催いたします。

日時

2025年7月17日(木)17:30~19:30

開催方式

オンライン(参加申込いただいた方にZOOMのURLをお送りします)

プログラム・イベント詳細

話題提供 :
ギル・シーガル教授 (Prof. Gil Siegal) M.D., LL.B., S.J.D.
教授 (Research Professor of Law), Faculty of Law, Ono Academic College
研究所長 (Director), Center for Law, Ethics & Policy

「医療と法」をめぐるイスラエルとの対話:死後の精子採取と家族のかたち
Law &Medicine Dialogue with Israel: Law & Ethic in Postmortem Sperm Collection
(言語: 英語)

本講演では、イスラエルにおいて戦死した兵士の精子を死後に採取・保存し、その後の出産を通じて遺族が「命の継承」に希望を見出す実例を紹介しつつ、死後の生殖技術がもたらす社会的・倫理的インパクトについて考察する。イスラエルでは、遺族(とくに親)が故人の意思を推定し、孫を持つことを望むケースがある。一方、日本では、明確な法的同意なしに死後の精子を採取・使用することは極めて困難であり、倫理的にも強い慎重論が支配的である。本人の生殖の自己決定権、子どもの福祉、家族の定義の変容など、多角的な課題が存在する。講演では、こうした法的・倫理的論点について、イスラエルの視点から、生殖補助技術と死生観・家族観の変化について考える。

イベントURL

https://forms.gle/fjhU8k1MAMnepYsUA

主催

神奈川大学法学部・岩田太

お問い合わせ窓口

尚美学園大学総合政策学部 畑中綾子

情報提供

畑中綾子(尚美学園大学)