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ヘルシンキ宣言改訂と講演録その他情報

概要

ヘルシンキ宣言の改訂につきまして、栗原千絵子会員より以下の通り情報提供いただきました。

既にご存知の方も多いと思いますが、世界医師会「ヘルシンキ宣言」が10月19日に改訂採択されました。以下、世界医師会のプレスリリースで、下のほうに宣言文・JAMA掲載の論評が全文公開されています。
https://www.wma.net/news-post/revised-declaration-of-helsinki-adopted-by-the-global-medical-community-strengthening-ethical-standards-in-clinical-research-involving-humans/

今回の改訂は、subjectをparticipantとする、コミュニティ(患者市民)参画、弱者の保護と積極的な組み入れ、など重要点がありますが最も大きいのが「台北宣言」の取入れと考えられます。また、論争の続くプラセボ対照試験、終了後アクセスなどは課題を残しています。
世界医師会を祝福し、上記要点をまとめ現地参加者と世界各国を結ぶHelsinki Statementを10/18発信したところ、日本だけではなく主としてグローバルサウスより賛同をいただき、アラビア語訳も提供されました。11月30日まで、賛同いただける方はぜひ登録いただけましたらと思います。
(英語版)
HelsinkiStatement_18Oct24_final.pdf
(日本語版)
http://cont.o.oo7.jp/52_3/HelsinkiStatement_ja.pdf
(アラビア語版:subject/participantについての重要な英文注記があります)
http://cont.o.oo7.jp/52_3/HelsinkiStatement_ar.pdf

日本生命倫理学会に後援いただいた、ブラジル生命倫理学会、国際製薬医学会などとの8月のWebinarの講演録・関連論文等は以下にアップしておりますが、今後、ヘルシンキ現地取材レポートや、Statement更新など以下に掲載していきます。
http://cont.o.oo7.jp/52pop/52pop_contents_e.html
会員の皆様と今後も議論できる機会を楽しみにしています。

お問い合わせ窓口

chieko.kurihara[at]nifty.ne.jp

情報提供

栗原 千絵子(臨床評価刊行会)

ポスター