概要
映画「PLAN75」を見て、みんなで日本の超高齢化社会における死のあり方について一緒に考えるシネマカフェを下記のとおり開催いたします。
イベント名称
PLAN75 シネマカフェ ―映画を見て語り合いましょう。日本の超高齢化社会における死のあり方について―
開催日時
2023年9月30日(土) 13時00分~18時00分(開場 12時30分)
開催場所
立正大学品川キャンパス 150周年記念館 B1 ロータスホール
プログラム・およびイベント詳細
1.1 PLAN75について
75歳以上が自らの生死を選択できる<プラン75>。この架空の制度を媒介に、「生きる」という究極のテーマを全世代に問いかける衝撃作。
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。当事者である高齢者はこの制度をどう受けとめるのか?若い世代は?<プラン75>という架空の制度を媒介に、人は何を選択し、どう生きていくのかを問いかける作品である。この作品を観て、PLAN75について自由に語り合うシネマカフェに参加しませんか?みんなで日本の超高齢化社会における死のあり方について一緒に考えましょう。
1.2 映画監督について
PLAN75を制作した早川千絵監督は、「2000年代半ば以降、日本では自己責任という言葉が幅をきかせるようになり、社会的に弱い立場の人を叩く社会の空気が徐々に広がっていったように思います。そして2016年、障害者施設殺傷事件が起こりました。人の命を生産性で語り、社会の役に立たない人間は生きている価値がないとする考え方は、すでに社会に蔓延しており、この事件の犯人特有のものではないと感じました。政治家や著名人による差別的な発言も相次いで問題になっていましたし、人々の不寛容がこのまま加速していけば、<プラン75>のような制度は生まれ得るのではないかという危機感がありました」と振り返り、「そんな未来は迎えたくないという想いが、この映画を作る原動力となりました」と制作意図を明かす。
1.3 日時 プログラム
日程 2023年9月30日
開場 12:30
時間 13:00-13:10 開催挨拶
13:15-16:10 映画上映
16:30-18:00 シネマカフェ 10名づつ20教室に分かれて、哲学カフェを実施
1.4 会場
〒141-8602東京都品川区大崎4-2-16 立正大学品川キャンパス
150周年記念館 B1 ロータスホール 山手通りからお入りください。
https://www.ris.ac.jp/access/index.html
https://www.ris.ac.jp/access/shinagawa/index.html
https://www.ris.ac.jp/introduction/outline_of_university/introduction/shinagawa_campus.html
1.5 参加費無料 事前申し込み制
本プログラムは、映画鑑賞を目的とするものではなく、映画を通して日本の超高齢化社会における死のあり方について語り合うことを目的としています。シネマカフェでは自分の考えを人に話さない自由も保証されていますから、発言しなくても大丈夫です。ただ、シネマカフェの後でアンケートによる社会調査を実施します。これには皆様にご協力をお願いいたします。そこでは映画を観る前・観た後・シネマカフェの後、での考えの変化についてもお尋ねします。科研費の研究の一環として実施しますので、映画上映会の後のシネマカフェにも参加できる方のみ、申し込みを受け付け、アンケート調査へのご協力も参加者全員にお願いしています。
申し込みGoogleフォーム https://forms.gle/rRK2pRTiMye98PRF6
謝辞:本企画は科学研究費補助金 基盤(B)課題番号 22H00603「生命操作の倫理-生と死の自己決定をめぐって」(研究代表者 田坂さつき)の助成を受けて開催する。
イベントURL
主催・共催
主催:
基盤(B)課題番号22H00603「生命操作の倫理-生と死の自己決定をめぐって」(研究代表者 田坂さつき)
共催:
学術変革領域研究(A)課題番号23A103「尊厳学の確立」(領域代表者 加藤泰史)
学術変革領域研究(A)課題番号23H04857「ゲノム編集やiPS細胞等の先端医療技術や尊厳死等の問題を尊厳の毀損の観点から分析」(研究代表者 田坂さつき)立正大学文学部哲学科 立正大学大学院文学研究科哲学専攻
お問い合わせ窓口
立正大学文学部 田坂さつき tasaka.satsuki[at]gmail.com
情報提供
安藤 泰至(鳥取大学)