概要

 いま、日本を含む多くの国で、医学研究や医療の領域での患者の関与(患者参画)が注目されています。海外の多くの資金配分機関が、医学研究の開始から終了まで患者が対等なパートナーとして関与することを推奨しており、国内でも、日本医療研究開発機構(AMED)による推進の動きが見られます。その一方で、患者参画に関する実践や検討はまだ少なく、基本的な考え方や進め方もまだ探索段階にあります。このため、よりよい患者参画の実践に向けて、そのあるべき姿や具体的な進め方について考えていく必要があります。

 そこで、連続ウェビナー「シリーズ 患者参画を考える」を企画しました。第一回となる今回は、「患者参画とは何か、何を目指すのか」と題し、がん経験者として様々なアドボケート活動に携わってこられた桜井なおみさんをゲストにお迎えします。これまでの実践事例について学びつつ、今後の患者参画についてフロアの皆様と一緒に考えたいと思います。

 みなさまと国内の様々な患者参画について学び、考える場にするとともに、関心のある人々のネットワークづくりの場になればと考えています。是非、お気軽にご参加ください。

イベント名称

<シリーズ 患者参画を考える>第一回 患者参画とは何か、何を目指すのか

開催日時・方法

2021年11月16日(火) 15:30-17:00

ウェビナー(オンラインセミナー) 
※事前に参加登録を頂いた方に、参加用URLなどの当日参加情報をお知らせします。

プログラム・イベント詳細

15:30-15:35 「開会の挨拶」
  加藤 和人 (大阪大学大学院医学系研究科)

15:35-16:05 講演
  桜井 なおみ(一般社団法人CSRプロジェクト)

16:05-17:00 質疑応答及びフロアとのディスカッション
  ご参加の皆様からの自由なコメントを歓迎します。

イベントURL

https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/seminar/20211116/

主催・共催

科学技術イノベーション政策のための科学・平成30年度採択研究開発プロジェクト
「医学・医療のためのICTを用いたエビデンス創出コモンズの形成と政策への応用」(代表:加藤和人)

お問い合わせ窓口

ristex[at]eth.med.osaka-u.ac.jp

情報提供

磯野 萌子(大阪大学)