概要

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の地球規模の拡大により、私たちは様々な生命倫理上の課題に直面しています。ブラジル生命倫理学会ではこの状況に向けた勧告(01/2020)を作成しました。
 2020年10月22日、同学会長であるDirceu Greco教授を招いて、この勧告を日本に紹介し、議論する国際Webinarを開催し、日本・ブラジルの他、カナダ、イタリア、ハンガリーからも参加を得て、各国における感染状況、医療資源配分に関する倫理的課題などについて議論し、その録画や講演記録は下記より公表されています。http://cont.o.oo7.jp/sympo/covidandbioethics.html
 今回、日本語によりGreco教授の講演内容や国際Webinarでの議論を紹介しつつ、日本からの参加者とともに日本における課題について議論する機会を設けたいと思います。
 Greco教授は1980年代のHIV/AIDS危機以来、ブラジルの感染症対策、生命倫理学の確立に寄与され、さらに、HIV/AIDS、結核に関する倫理の国際的文書、CIOMS研究倫理指針2016年改訂、世界医師会によるヘルシンキ宣言、そしてUNESCO国際生命倫理委員会におけるCOVID-19の倫理を含む文書など、重要な国際文書の作成・改訂に関与されています。
 Greco教授の経験、前回参加された国際的に活躍する専門家からのメッセージに学び、議論する機会とできればと思います。
 是非ともご気軽にご参加ください。

イベント名称

COVID-19と生命倫理:Part 2 ブラジル生命倫理学会勧告No. 01/2020に学ぶ-日本における課題

開催日時

2021年2月19日(金)17:00~19:00(ログイン開始16:45)

開催方法

開催形式:Web形式 *Zoomを利用してのライブ配信
定員:150名(先着)・参加費無料・下記より事前登録必須:
https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/7479

イベント詳細

〇オーガナイザー:

  栗原千絵子氏、齊尾武郎氏、中澤栄輔氏(日本生命倫理学会COVID-19タスクフォース)

〇コメンテイター:

  木村利人氏、今村恭子氏(2020年10月22日ワークショップでのdiscussants)、

  増田聖子(増田・横山法律事務所)、他(その他、指定発言者について追加される可能性があります。)

イベントURL

https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/7479

共催・協力

日本生命倫理学会COVID-19タスクフォース+臨床研究リスク管理研究会共催

協力:ブラジル生命倫理学会、他