新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の地球規模の拡大により、私たちは様々な生命倫理上の課題に直面しています。ブラジル生命倫理学会ではこの状況に向けた勧告(01/2020)を作成しました。今回、同学会長であるGreco教授を招いて、この勧告を日本に紹介し、議論する機会を設けたいと思います。
Greco教授は1980年代のHIV/AIDS危機以来、ブラジルの感染症対策、生命倫理学の確立に寄与され、さらに、HIV/AIDS、結核に関する倫理の国際的文書、CIOMS研究倫理指針2016年改訂、世界医師会によるヘルシンキ宣言、そしてUNESCO国際生命倫理委員会におけるCOVID-19の倫理を含む文書など、重要な国際文書の作成・改訂に関与されています。
今回、ブラジルにおけるCOVID-19パンデミックの概況、UNESCOの取り組みなどもあわせて概説いただくことで、人間の尊厳と人権の保護を基盤とした感染症対策のあり方について、グローバルな視野から学ぶ機会とできればと思います。
イベント名称と目的
COVID-19と生命倫理: Part 1 ブラジル生命倫理学会勧告No. 01/2020と
直面する課題
- 公衆衛生上の危機におけるヘルスケアへの公平なアクセスの保証を目的として人権および人間の尊厳を保護する。
- この目的に沿うガイドラインとアルゴリズムを開発し実行する課題に立ち向かう。
開催日時
2020年10月22日(木)日本時間 9:00-11:00 PM(ブラジル時間 9:00-11:00 AM)
開催形態
Zoom
要・事前登録: chieko.kurihara[at]nifty.ne.jp 宛にメールでご一報ください。
使用言語: 英語
参加費: 無料
プログラム・およびイベント詳細
講演
Prof. Dirceu Greco, M. D., Ph.D., Minas Gerais連邦大学 感染症学・生命倫理学 名誉教授
- 記録集作成のため録画しますが、参加者の発言を本人の許可なく他の機会に公表することはありません。
- 事前に chieko.kurihara[at]nifty.ne.jp 宛に英文で質問をお寄せいただければ、事前にGreco教授にお知らせしておくことができます。
共催
ブラジル生命倫理学会
日本生命倫理学会COVID-19タスクフォース
協力
生命倫理政策研究会、臨床評価刊行会、くすり勉強会
後援
臨床研究リスク管理研究会