大会テーマ

生命倫理がつなぐ連帯——対話の継続

趣旨

 現代は変動が大きく、予測不能で複雑な時代であり、また社会の分断が激しい時代とも言われています。たしかに、20世紀後半とは異なる新しい変化が生じていると実感されます。しかし、マジョリティにとっては安定し調和がとれているように見えた時代でも、マイノリティからみれば予測不能で希望を持てない状況が存在していたことは歴史が教えています。価値の衝突、利害の不一致が常に存在する世界にあって、生命倫理学はこれまで何を課題とし、何を解明し、何を実現してきたのでしょうか。
 本大会ではテーマを「生命倫理がつなぐ連帯——対話の継続」としました。「連帯」という言葉は、その背景にある分断や敵対者を想起させます。しかし、インターセクショナリティを意識しつつ、どのように社会の分断をのりこえ、対立する世界で対話をあきらめずに、その先にある連帯を構想するのかと考えるとき、あれかこれかではない、もっと別な可能性も立ち現れてくるでしょう。例えば、「DE&I」や「合理的配慮」の核心をどのようにとらえ、どのように現実化するのか。そうしたことを皆さまと共に考える機会にできれば、望外の喜びです。
 会場の立命館大学大阪いばらきキャンパスは、大阪空港や大阪駅からのアクセスが良く、快適な会場です。懇親会も久々に開催の予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

大会長   松原 洋子
実行委員長 大谷いづみ

会期

対面開催:20241116日(土)・17日(日)

会場

立命館大学大阪いばらきキャンパス
〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150
JR大阪駅からJR京都線で14分、「茨木駅」下車、徒歩約5分
アクセスマップ
https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/

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プログラム

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